人生の最期の最期、それまでずーっと寄り添ってきた老夫婦が、キャンピングカーで旅をしながら、スクリーンに映し出される写真を眺めつつ、あのときはああだった、このときはこうだったと語り合う。なんて豊かな時間なんだろう。例え、一方が認知症で、一方が末期がんであったとしても。いずれ記憶や肉体が消え失せてしまおうとも、その瞬間、その瞬間は、確かにそこにあった。これは人生の価値を問ういつまでも余韻の残るとても良質な映画だ。
人生の最期の最期、それまでずーっと寄り添ってきた老夫婦が、キャンピングカーで旅をしながら、スクリーンに映し出される写真を眺めつつ、あのときはああだった、このときはこうだったと語り合う。なんて豊かな時間なんだろう。例え、一方が認知症で、一方が末期がんであったとしても。いずれ記憶や肉体が消え失せてしまおうとも、その瞬間、その瞬間は、確かにそこにあった。これは人生の価値を問ういつまでも余韻の残るとても良質な映画だ。