音楽
19年振りのシングルを緊急発売! というネットニュースに踊らされ、オッサン、滅多に行かない街のCD屋さんでゲット。そうそう! このリズムに、このメロディ。心が浮き立つ疾走感も、口ずさみたくなる軽やかさも、引き出しいっぱいのアレンジも、そして、そ…
CD にしようか迷ったけれど、アナログで買った The Rolling Stones の11年振りのスタジオ・アルバム「BLUE & LONESOME」。ロンドン西部のブリティッシュ・グローヴ・スタジオズで衝動的に演奏された12曲のブルース・カバーは想像を絶する素晴らしさ! ブルースを…
早いもので10枚目。ヒロトのブルースハープも、マーシーのギターの音も、なにも変わらないようで、どんどん純度を増している。最新作、本日発売。聴けば聴くほどカッコイイ、最高のアルバムがまたひとつ。楽しいぞ、ロックンローーール! THE CRO-MAGNONS | …
ただただB面の1曲目「For Your Precious Love」(オリジナルは Jerry Butler & The Impressions )をアナログ盤で聴きたくて、待ちに待つこと約1ヶ月半。ほとんどあきらめかけていた頃に、今月も Amazon さんが届けてくれた一枚がこちら。絞り出すように切々…
はるかアメリカから恐らく航空便でやってきた今月の一枚はこちら。今から約20年前、雑居ビルの一室にあるような、小さなレコード屋を巡り巡って、お目当の品を探し歩く日々を送っていた自分に「そのうち、簡単に個人輸入できる時代がやってくるんだぜ!」と…
プレイヤー購入後、持っているレコードだけでは飽き足らず、約10年振りくらいにレコードを買う。どれにしようか、悩みに悩んだあげく、ようやく決めた1枚がこちら。すぐに DL できる今の時代、中学生のようにひたすら宅配を待った1週間。いや〜シアワセでし…
発売から2週間。毎年そうだけど、日々リピートし、聴き込むと、どんどん身体に沁みてくる。「生活」「やる人」でテンションが上がり、「夜行性ヒトリ」でキュンとなって、「這う」「生きてる人間」でトリップし、「エルビス(仮)」でひと山。「俺のモロニ―…
早6年。今日は命日かぁと思っていたところに iPod からこの曲が流れてきて背中がゾクゾク。その絶対的な音感とリズム感、そして、瞬時に聴く者を虜にし、気分を一気に高揚させてくれるリトル・マイケルのヴォーカルは永遠だ。それにしても、この底抜けの明る…
坂本龍一がある対談で、この曲を歌う清志郎が「ものすっごくせつない」と、何度も何度も絶賛していた。彼の歌声によって「矢野顕子がもともと書いていた言葉以上の意味が生まれている。ブルースマンはみんなそうなんだけど、日本人ではめずらしい」とも。明…
ライヴ終盤。「孤独の化身」を聴きながら、最前列ど真ん中で、顔を覆い、肩を震わせ、ずっと泣いていた女の子のことを、僕は一生忘れないだろうなぁと思う。やっぱり、すごいぜ、ロックンロールは。
そして、今日は Sam Cooke の命日。彼の大きな魅力は、なんといっても、その伸びやかな歌声。底抜けに明るくて、軽やかで、どんどん楽しくなる。やなこと、ぜーんぶ忘れたいなら、フルボリュームでレコードかけて、ツイストで踊りあかせばいい。そんな訳で、…
波止場に腰をかけ、寄せては返す波を、ぼーっと眺めて時間をつぶしている。お得意のシャウトが炸裂するアップテンポの曲でも、全身全霊で絞りだすように歌うバラードでもなく、何かを悟ったかのように、ただただ淡々と情景を歌うこの曲が、今年はことの外、…
Beatles 時代も当然いいけれど、ソロの John がとても好きだ。あまりに痛々しく、狂気じみているということで放送禁止に。「ママ行かないで!」とまるで子供のように叫ぶこの曲を、Beatles と決別するアルバムの第一曲目に選ぶところがさすがだ。今日は John…
キャロルというバンド名に始まり、皮ジャンにリーゼントといった、バンド初期のコンセプトを作ったのがジョニー大倉だったというのは有名は話だ。フォークでも、ロックでもない、シンプルなオールドスタイルのロックンロールを引っ提げてのシーンへの登場は…
今日は加藤和彦の命日。彼が残した数多くの名曲の中から、なんとなくこの曲を選んで何度もリピート。改めて、美しいメロディと日本語がいつまでも残るいい歌だなぁとしみじみ。そして、せめて音楽だけは、人と人を隔ててしまうあらゆるものから自由であって…
ヒロトはかつて「いつもね、最新作が最高傑作なんだよ。僕の中ではいつもそうだよ」と言った。以来、彼らの最新アルバムこそが、自分にとっての、史上最高のロックンロールアルバムになった。そして、その期待を、今まで、ただの一度も裏切られたことはない…
昨日は Johnny の命日ということで Ramones 三昧。この曲をリリースした1995年当時、Joey も、Johnny も、40代の半ばに差しかかっていたはずだ。デビューから何ひとつ変わらない、超高速でシンプルなロックンロール。ラストアルバムの一曲目のタイトルが「大…
名曲「十四才」で「いつでもおまえ十四才にしてやるぜ」とヒロトは歌った。その宣言通り、初めてロックンロールを知ったときの、あの体の奥底から湧きあがってくる高揚感を、いつでも、どこでも、感じさせてくれるのが彼らのすごさだ。ロックンロールこそす…
1曲平均約2分、全14曲で30分以下。ギターソロ一切なしの無駄を削ぎ落としたシンプルなロックンロールで鮮烈なデビューを飾ってから38年。Tommy Ramone が亡くなり、遂に Ramones のオリジナルメンバーが全員いなくなった。皮ジャンにマッシュルーム・カット、…
幼い頃から黒人として白人に差別され、病気であるにも関わらず、どんどん白くなる肌の色が原因で、黒人からは裏切り者と罵られた。生涯を通じて、差別や偏見、誹謗中傷と闘い続けた Michael Jackson が「偏見とは無知なんだ」という心の叫びを爆発させたこの…
今日は Bo Diddley の命日。彼独特のジャングル・ビートは、聴けば聴くほど高揚感が増していく魔術的なビートだ。このうねりのあるリズムが、イギリスへと渡り、ロックンロールの可能性を広げたんだなぁと思うとなんだか感慨深い。カモ〜ン、マラカス! あん…
今日は忌野清志郎の命日。ネガティブな歌詞がどんどんポジティブに感じられるのは彼がとことんやさしいからだ。どんなに頑張ったところで、その努力が報われるとは限らないし、むしろ、何にも変わらないことに愕然とすることの方が多い。そんなとき「俺も一…
命日ということで、朝から Marvin Gaye の不朽の名盤「What's Going On」を聴きまくる。祈りにも似た切実なメッセージに溢れたナンバーは、もちろんどれも素晴らしいけれど、パーカッションのリズムに甘く艶やかな歌声が心地よく響くこの曲がいつまでも耳に…
とにかく気分を高揚させて魂を解放するならソウルが最強。呪術的ともいえるグルーヴに身を委ねるだけでいつだって恍惚となれる。今日はメンフィスが生んだ偉大なる“クイーン・オブ・ソウル”Aretha Franklin の誕生日。というわけで、深夜のアップにふさわしく…
あああああ、そして Stones の日本公演初日。あまりの不貞腐れっぷりに Muddy Waters を聴いてお茶を濁すも、これがまったくの逆効果で、今すぐ東京に飛んで行きたい思いはますます強まるばかり。振り返ってみると、ほとんどの黒人音楽は、Stones によって導…
今日は生きる伝説 Smokey Robinson の誕生日。甘くとろけるような歌声は唯一無二。これぞスウィートミュージック。本物のラヴソングはアイラヴユーではなくアイニードユーなのだ。モータウン・レコードはもちろん、のちのブラックミュージックに多大な影響を…
今日は Buddy Holly の命日。わずか3年ほどの活動期間に彼が遺した楽曲やスタイルが後のミュージシャンに与えた影響ははかり知れない。酒もドラッグもしない地味で目立たないごく普通の少年を目覚めさせてしまったロックンロール。ストレートに響いてくるシ…