ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ラーゲリより愛を込めて」瀬々敬久

こんな映画を観ると、祖父のことを思い出す。戦争から生き長らえた祖父には兄がいて、その兄は、シベリアから帰国している。祖父は戦争をあまり語らなかったけれど、その頃、出兵した人たちのことを今でも折に触れて慮り、想像する。彼らは、戦地で誰を想い、何を考えていたんだろう。戦前・戦中生まれの方々が少なくなり、戦争がどんどん遠くなる。戦争がどんどん遠くなる。

映画『ラーゲリより愛を込めて』公式サイト