ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「あのこと」オードレイ・ディヴァン

「子を授かる」ということが、すべての夢を諦めざるを得ないことに直結すること。あるいは、「子を産まない」という選択が、人格のすべてを否定されるだけでなく、ほんの数十年前まで、犯罪であったことに驚愕した。と思ったら、そのうち、これは果たして「過去の話」なのかと気がついてゾッとした。すべての女性は、少なからず、迷って、悩んで、怯みながら、孤独に闘っている。自らの無知を、偏見を、何度も何度も思い知る。

映画『あのこと』 公式サイト