ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「友罪」瀬々敬久

「死刑もやむを得ない」と考える人が8割を超すこの国で、人を殺めた加害者が生きていく。そのことを描く映画を撮るというのはとても勇気のいることだ。人を殺めてしまった人間とその家族、そして、殺められた側の家族。その痛みを知ることなど、到底できはしないけれど、わずか、ほんのわずか、想像することはできるかもしれない。瀬々敬久監督は、その可能性にかけ、想像をさせることでまたしても、私たちの意識を、感情を、倫理を揺さぶる映画を撮った。

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映画『友罪』公式サイト - 5月25日 全国ロードショー