偏屈な不良ジイさんと聡明な少年の物語という定石。酒好きの、ギャンブル好きの、女好き。飲む、打つ、買うの日々から滲み出てくるのは、人は無理にがんばらずても、強く、やさしくなれるということだ。曇りのない少年の眼はそのことを見定める。愛すべきロクデナシを演じたビル・マーレイの円熟味が冴え渡ったいい映画だった。
偏屈な不良ジイさんと聡明な少年の物語という定石。酒好きの、ギャンブル好きの、女好き。飲む、打つ、買うの日々から滲み出てくるのは、人は無理にがんばらずても、強く、やさしくなれるということだ。曇りのない少年の眼はそのことを見定める。愛すべきロクデナシを演じたビル・マーレイの円熟味が冴え渡ったいい映画だった。