ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「卵」セミフ・カプランオール

失うことで初めてわかることがたくさんある。かけがえのないひとを亡くしたとしても、そのひとをめぐる記憶や関係がすべて消えるわけではなく、そのひとの意志は、それぞれにいろいろなかたちで受け継がれていく。そのバトンをしっかり引き継ぐことが「弔ふ」ということなのだと感じさせてくれる映画です。