2011-12-06 「ジェローム・ロビンスが死んだ」津野海太郎 書籍 卒論のテーマに「赤狩り」を選んでから、政治や国家、あるいは宗教といったものから、いかに人間が自由な存在でいられるかということが大きな関心事となりました。ジェローム・ロビンスの苦悩の密告から58年。残念ではありますが、高度化した権力メディアを用いた個に対する内向的なリンチはいまだ横行し、世界の人々は自分たちと異なる人間のありようにますます不寛容になっていると思えてなりません。 ジェローム・ロビンスが死んだ | 小学館