ゆっくり記憶を失っていく父とのお別れまでの7年間。原作からの「長いお別れ」というタイトルがすごくいい。長い月日のなかで、お互いの心境や関係が少しずつ変化し、みんながやさしく、正直になっていく様子が丹念に描かれる。つながりは、かたちが変わっても、つながり。母を演じた松原智恵子が素晴らしかった。母も、妻も、その深く大きな愛には敵わない。偉大だ。
ゆっくり記憶を失っていく父とのお別れまでの7年間。原作からの「長いお別れ」というタイトルがすごくいい。長い月日のなかで、お互いの心境や関係が少しずつ変化し、みんながやさしく、正直になっていく様子が丹念に描かれる。つながりは、かたちが変わっても、つながり。母を演じた松原智恵子が素晴らしかった。母も、妻も、その深く大きな愛には敵わない。偉大だ。
退屈な日常。を打破するために犯罪に手を染めてしまった大学生を、その後の本人たちの証言によって緻密に再現した、クライム・エンタテインメント。というよりも、ほぼほぼクライム・ドキュメンタリー。エリート大学に通いながらも満たされない、何者かにならねばと焦燥する4人の、それぞれの青春が痛々しく、そして、なぜかとても眩しい。青春は愚かしく美しい。