ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」デヴィッド・ミデル

彼らは何をそんなに怖れたんだろう。無実の市民が警官に頻繁に殺されてしまうあの国に横たわっているのは、偏見と疑心、それらを生みだす「怖れ」だ。同じ国に生まれながら、黒人は白人を怖れ、白人は黒人を怖れる不条理。恐れは増幅し、やがて憎しみに変わる。社会の根底にある怖れから、彼らは一体いつになったら解放されるんだろうか。

 

9/15(金)公開『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』公式サイト