ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「夜明けまでバス停で」高橋伴明

大声だけを拾うマスコミ。メディアが死んだこの国で、唯一、良心的な映画だけが、声なき声に耳を傾け、小さき声を代弁してくれる。コロナによって疎外され、社会から断絶されたのは、か弱い市井の人たちであり、そんな人たちの暮らしと政治もまた断絶している。バクダンをつくることが「癒し」となる、この狂おしくおかしな世界。こんな日本にしてしまったのは、私の、そして、あなたの無関心なのだ。

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