2014-05-29 「今日子と修一の場合」奥田瑛二 映画 次々に襲いかかってくる悲しみ。取り返しのつかない過ち。絶望の淵からどうすればひとは救われることができるのか。あるいは、できないのか。震災から間もない瓦礫だらけの南三陸の街を、言葉にできないさまざまな感情を抱えながらさまよう男と女。柄本佑と安藤サクラ。フィルムに刻まれたそれぞれの姿がこの作品のすべて。どこまでも無垢な映画だ。 今日子と修一の場合