ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「人生のこつあれこれ2012」よしもとばなな

感じることは考えるということであり、考えることは感じるということでもある。両親の死。これ以上ない大事を経験した一年の暮らしの中で、もがきながらも、まっすぐ正直に綴られた言葉。そこには、あの偉大な父親の思想が脈々と流れている。うそのない、生きることに誠実な、鋭く、それでいて、柔らかな視点。生きるヒントとチカラを与えてくれる感動的な一冊です。


よしもとばなな 『人生のこつあれこれ 2012』 | 新潮社