ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「希望の国」園子温

詩人でもある彼は「「膨大な数」という大雑把な死とか涙、苦しみを数値に表せないとしたら、何のための「文学」だろう」と書いた。3.11以降の園子温監督の作品に触れると、表現をする人間の誠実さとは何かを、深く深く考えさせられる。海外の出資がなければ「原発」の映画ひとつ作れないこの国の無力さと胡散臭さを容赦なく暴く。そこにリアルがあった。


http://www.kibounokuni.jp/