ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ルイーサ」ゴンサロ・カルサーダ

愛するひとやものを突然に失い、長年勤めた職を奪われる可能性は誰にだってある。都会の片隅でそんな人生のどん底から小さな一歩を踏みだしたある老婦人の物語。不幸に見舞われる前のルイーサより、不幸の渦中にあるルイーサの方が生き生き輝いて見える不思議。わずかでも「拠りどころ」があれば、かくも人間は強くなることができるんですね。人はいくつになっても立ち上がれるという「希望」の映画です。


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