ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「名前のない少年、脚のない少女」エズミール・フィーリョ

妄想することが不得手になったのは一体いつ頃からでしょうか。理想の自分を描いてみたり、未来に思いを馳せてみたり、割と自由に、そんな仮想の世界を、行ったり来たりしていたような気がします。「若い頃から女にモテてきた男の想像力は犬以下である」とあのニーチェは言ったそうですが、なかなか真理を突いている名言だなぁと思います。思春期。日本から遠く離れたブラジルに住むネット世代の少年たちもちゃんとあの娘に“もんもん”してるんですね。


映画『名前のない少年、脚のない少女』公式サイト