ニューヨークでもっとも感動したのは「夜が暗い」ということだった。世界で一番の都会であるはずのニューヨークには「闇」が残されていた。一方、暮らしの中にある陰翳に「美」を見い出してきた電力不足の日本では、強烈な光を放つコンビニが今もなお増え続けている。私たちは「美」を慈しむ、あるべき感性を、どんどん失っている。
ニューヨークでもっとも感動したのは「夜が暗い」ということだった。世界で一番の都会であるはずのニューヨークには「闇」が残されていた。一方、暮らしの中にある陰翳に「美」を見い出してきた電力不足の日本では、強烈な光を放つコンビニが今もなお増え続けている。私たちは「美」を慈しむ、あるべき感性を、どんどん失っている。