ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「陰翳礼讃」谷崎潤一郎

ニューヨークでもっとも感動したのは「夜が暗い」ということだった。世界で一番の都会であるはずのニューヨークには「闇」が残されていた。一方、暮らしの中にある陰翳に「美」を見い出してきた電力不足の日本では、強烈な光を放つコンビニが今もなお増え続けている。私たちは「美」を慈しむ、あるべき感性を、どんどん失っている。

陰翳礼讃 (中公文庫)








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