ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「たかが世界の終わり」グザヴィエ・ドラン

すごい。圧巻。呼吸の乱れや胸の鼓動、目線の動き、瞬きの一つひとつまで。悩み、迷い、怒り、悲しみを内包する人間の繊細な「感情」の揺れを、グザヴィエ・ドランは、圧倒的に美しい映像と音楽によって描きだす。傷つけ合い、憎しみ合っても、この映画が愛に満ち溢れているのは、ドランが真のシネアストであるからだ。

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映画『たかが世界の終わり』公式サイト