ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「首」北野武

どんな美談に仕立てられようが、結局のところ、殺し、殺され、奪い、奪われるのが戦国の世だ。また、巨大な権力は、暴力と恐怖によって培われ、維持されることは、多くの歴史が物語っている。美しさと醜さ、強さと弱さ、賢さと狡さは表裏一体。構想30年。黒澤明も期待したプロット。めっきを剝がすことで、北野武は、生きることの本質をあぶり出した。

 

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