ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ソークト・イン・ブリーチ 〜カート・コバーン 死の疑惑〜」ベンジャミン・スタットラー

事実は誰かの手によって必ず歪められる。すべて主観によって留められるとすれば、記憶もまた実に曖昧なもので、時間が経てば経つほど、真実は闇の中だ。これは、カート・コバーンの死が、自殺ではなく、他殺であるという仮説に基づいて作られたドキュメンタリーだが、これもまたひとつの見方でしかない。自殺であろうが、他殺であろうが、その早すぎる死が、彼を一層カリスマ化したという皮肉がとても切ない。


映画「ソークト・イン・ブリーチ」公式サイト - SOAKED IN BLEACH