ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「日本の悲劇」小林政広

夢を描くものである一方で、映画は、誰もが目を背け、誰からも伝えられない現実を露わにするものでもある。震災の翌年。近所のレンタルショップで見当たらず、ネットレンタルで数か月待ってようやく観られた2012年の日本映画。仲代達矢の鬼気迫る演技。死と真っ向から向き合った、その背中が問いかけるものは、とてつもなく重かった。


映画『日本の悲劇』公式サイト