ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「神々と男たち」グザヴィエ・ボーヴォワ

信仰のために命を捧げる殉教という行為が、本当に正しいことなのかどうかわかりませんが、どのように生きるのかと同様、どのように死ぬのかを自らで決める人間の尊厳はやはり守られるべきものです。修道士たちがすべてを受け入れて食卓を囲んだ「最後の晩餐」は、無垢で崇高な人間を描いた名シーンとして映画史に刻まれるに違いありません。まごうことなき傑作でした。


http://www.ofgods-and-men.jp/