企業は宗教に似ている。利益を追い求める熱狂の渦の中にいると、視野はどんどんと狭まり、終いには、渦中の人間を盲目にしてしまう危険をはらんでいる。忘れてならないのは、一歩ひいたところから、冷静かつプレーンに自らを顧みるという視点だ。どうなるべきか、ではなく、どうありたいか。理想は歪み、利他はやがて排他になるという現実を、この映画はまざまざと教えてくれる。
企業は宗教に似ている。利益を追い求める熱狂の渦の中にいると、視野はどんどんと狭まり、終いには、渦中の人間を盲目にしてしまう危険をはらんでいる。忘れてならないのは、一歩ひいたところから、冷静かつプレーンに自らを顧みるという視点だ。どうなるべきか、ではなく、どうありたいか。理想は歪み、利他はやがて排他になるという現実を、この映画はまざまざと教えてくれる。
傍目にはめちゃくちゃにみえても、当事者同士はちゃんとわかりあっている。思い返せば、あの頃、毎日が「冒険」だったんだなぁと思う。そうだ。「年月を過ぎても決して古びることのない、特別で大切な思い出」こそが、人生にとってかけがえのない宝物になる。眩しすぎるノスタルジー。ビバ☆青春。
お弁当をつくる。わたす。食べる。空になった弁当箱をかえす。その繰り返し。そんな毎日のやりとりが、最もシンプルだけど、最も強く、最も深い愛情の、何よりの証なのだ。この映画をつくろうと思った人たち、当初15分の予定だった短編を、65分の長編にし、劇場公開しようと思った人たちの愛情の伝わる映画だった。いいね!
やらなきゃいけないことも、やるべきこともなんにもない、ただ何となく過ごしていた無為な日々。それまで考えたこともなかった「青春」をふと意識した瞬間に、その終わりは突然にやってくる。これはまるで線香花火の燃え尽きる前の一瞬の輝きを切りとったような青春映画。ストーリーも、キャストも、そして、主題歌も。全部がパンク。サイコー。