一本の映画を観る前と観た後では、世界が180度異なって見えることがある。そんな、人生を狂わせてしまう危うさを持った映画は、突然あらわれる。フィクションと言ってしまえば仕方がないが、もはや痛みを感じることのない暴力が蔓延する映画ばかりが量産される現代にあって、これは真の痛みと死を描いている。かつて映画は危険なものだった。これだけの熱量をもって映画を撮る監督が今の日本に存在していることが嬉しい。
一本の映画を観る前と観た後では、世界が180度異なって見えることがある。そんな、人生を狂わせてしまう危うさを持った映画は、突然あらわれる。フィクションと言ってしまえば仕方がないが、もはや痛みを感じることのない暴力が蔓延する映画ばかりが量産される現代にあって、これは真の痛みと死を描いている。かつて映画は危険なものだった。これだけの熱量をもって映画を撮る監督が今の日本に存在していることが嬉しい。