ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」エマニュエル・クールコル

劇中にて囚人たちが演じた戯曲「ゴドーを待ちながら」の「ゴドー」が「God」の暗喩だという解説を読むとグッと深みが増してくる。神は、ときに想像を絶する試練を人間に与えるけれど、そうした極限の中で、その人がホンモノか、ニセモノかが問われる。神から試練を与えらえたそのとき、この主人公のように真価を発揮することができるだろうか。

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