詩人・茨木のり子は「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」と書いた。「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい」とも。「どいつも、こいつも、くだらない」と吐きだす主人公・みのりの苛立ちは、しごく真っ当で、美しい苛立ちだ。孤高な人はとてもカッコいい。そして、憧れる。いい映画だったなぁと、なんども、なんども反芻している。生きるって大変。でも、愛おしい。
詩人・茨木のり子は「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」と書いた。「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい」とも。「どいつも、こいつも、くだらない」と吐きだす主人公・みのりの苛立ちは、しごく真っ当で、美しい苛立ちだ。孤高な人はとてもカッコいい。そして、憧れる。いい映画だったなぁと、なんども、なんども反芻している。生きるって大変。でも、愛おしい。