Editor's Record

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「読まれなかった小説」ヌリ・ビルゲ・ジェイラン

「映画を文学へ近づけたい」と監督が語ったように、端々に文学的な匂いのする映画だった。ラストシーンに押し寄せるカタルシス、つまりは、心に溜まった澱のような感情の解放や浄化は、長い長い物語を読んだ後のそれと似ている。改めて思う。凡庸であること、うだつがあがらないことは、人間としての価値とはまったく関係のないことだ。

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映画『読まれなかった小説』公式サイト