ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「そこのみにて光輝く」呉美保

たとえ絶望の淵にあろうとも、魂の純度が変わることはない。また、その高さは、社会的な成功、貧富とはまったく無関係だ。ときに、その魂の純度の高さは、不意に泣きたくなるような美しさをみせる。ようやくの映画「そこのみにて光輝く」。綾野剛池脇千鶴菅田将暉、そして、呉美保という天才の集結。映画はもちろん素晴らしかったけど、「きみの鳥はうたえる」、「オーバー・フェンス」、「海炭市叙景」、原作すべてが傑作となる、わずか41歳で自死した作家・佐藤泰志とは一体何者だったのかと改めて思う。

f:id:love1109:20200205013959j:plain 

http://hikarikagayaku.jp