睾丸の大きな人の昼寝かな。歴史に名を刻むひとは、なぜか聖人君子のように思えてしまうけれど、人間だもの、くだらないことを考えたり、どーでもいいことを書いたりもする。「子規研究にはいっさい役に立たない」と編者が自虐的に語る本書には、創作には絶対に欠かせない「おかしみ」、すなわち「ユーモア」が溢れている。ほんとうに「俳句はおかしみの文芸」だった。
筑摩書房 笑う子規 / 正岡 子規 著, 天野 祐吉 著, 南 伸坊 著
睾丸の大きな人の昼寝かな。歴史に名を刻むひとは、なぜか聖人君子のように思えてしまうけれど、人間だもの、くだらないことを考えたり、どーでもいいことを書いたりもする。「子規研究にはいっさい役に立たない」と編者が自虐的に語る本書には、創作には絶対に欠かせない「おかしみ」、すなわち「ユーモア」が溢れている。ほんとうに「俳句はおかしみの文芸」だった。
筑摩書房 笑う子規 / 正岡 子規 著, 天野 祐吉 著, 南 伸坊 著