初めてサリー・ホーキンスという女優を知ったのはマイク・リー監督の「ハッピー・ゴー・ラッキー」だった。その頃から抜群の存在感を放っていたけれど、まさか9年後、ヴェネツィア国際映画祭とアカデミー賞をともに制する映画で主役を務めるなんて! 突出した才能を映画の神様は決して見逃さないんだなぁと思う。かつてない発想、練り込まれたプロット、そして、何よりも、独創性に満ちたファンタジックな映像美。まさにギレルモ・デル・トロ監督の真骨頂。どれも信じられないほどのクオリティーの高さだったけれど、これはやっぱりサリー・ホーキンスの映画だ。彼女の名が世界に轟いたことが何よりも嬉しい。
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント