2018-02-15 「宇宙からの帰還」立花隆 書籍 これは目から鱗の一冊。あの立花隆が昭和58年に著した、宇宙飛行士へのインタビューをもとにしたノンフィクション。国家について、宗教について、神について、宇宙について。彼らの言葉によって明らかになるのは、科学というものの限界と、認識できるものしか認識できていない人間の、哀しく滑稽なまでの「小ささ」だった。がちがちに固まった価値観をぶち壊すためには、未知なる体験をするか、視点をぐんぐんぐんぐんあげて、世界の見え方、捉え方を変えるしかないのだ。 宇宙からの帰還|文庫|中央公論新社