2017年もあと2日。今年観た映画(DVD)は昨年より少し増えて120本でした。今年も映画を観続けることができたこと。そのことがやっぱり幸せだなぁと感じる年の瀬です。
さて。年末恒例の、特に印象に残った映画は、
「オーバー・フェンス」山下敦弘
「走れ、絶望に追いつかれない速さで」中川龍太郎
「ラ・ラ・ランド」デイミアン・チャゼル
「ハーフネルソン」ライアン・フレック
「たかが世界の終わり」グザヴィエ・ドラン
「わたしは、ダニエル・ブレイク」ケン・ローチ
「ムーンライト」バリー・ジェンキンス
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」ジャン=マルク・ヴァレ
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」ケネス・ロナーガン
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」石井裕也
観た順番で上記の10本。いずれも魂が震える、素晴らしい作品でしたが、今年はなんといってもケン・ローチに尽きます。
小さき声に耳を傾ける。
かつて六本木にあったミニシアター『シネ・ヴィヴァン』の回顧展にて、初めて「ケス」を観たのが大学3年の夏。以来、「リフ・ラフ」、「レディバード・レディバード」、「大地と自由」、「麦の穂をゆらす風」、「ルート・アイリッシュ」などなど、あげればきりがないほど、ケン・ローチに熱狂し、傾倒し、心酔してきましたが、彼が引退を撤回してまで撮りあげた「わたしは、ダニエル・ブレイク」には、その精神のすべてが表われていたように思います。
というわけで、年越しの準備が完了し、今から実家へと向かいます。今年も1年間、本当にありがとうございました。皆さんどうか良い年をお迎え下さい☆