原題の「冬の歌」は故郷グルジアの歌のタイトルで、その歌には「冬が来た。空は曇り、花はしおれる。それでも歌を歌ったっていいじゃないか」という歌詞があるとオタール・イオセリアーニ監督。人が人を糾弾し、抑えつけ、略奪し、いつまでも殺し合いをやめないどうしようもない人間社会を嘲笑しつつ、それでも、生きるって悪くないよと、不良ジイサンが、実に軽やかに、そして、ユーモアいっぱいに教えてくれる人間賛歌。そのセンス溢れる詩的なファンタジーにただただ酔いしれる。
原題の「冬の歌」は故郷グルジアの歌のタイトルで、その歌には「冬が来た。空は曇り、花はしおれる。それでも歌を歌ったっていいじゃないか」という歌詞があるとオタール・イオセリアーニ監督。人が人を糾弾し、抑えつけ、略奪し、いつまでも殺し合いをやめないどうしようもない人間社会を嘲笑しつつ、それでも、生きるって悪くないよと、不良ジイサンが、実に軽やかに、そして、ユーモアいっぱいに教えてくれる人間賛歌。そのセンス溢れる詩的なファンタジーにただただ酔いしれる。