2016-11-01 「蔦屋」谷津矢車 書籍 あのTSUTAYAの由来でもある江戸時代の敏腕出版プロデューサー蔦屋重三郎の生き様を描いた時代小説。出版不況と言われる今だからこそ、業界に身を置くものとして、身につまされるところがたくさんあった。とりわけ「そっちの方がおもしろいからに決まっているでしょう?」という彼の口癖には、売れるものではなく面白いものをつくる、という版元がその根幹に据えておかねばならない心得があった。 『蔦屋』 | 学研出版サイト