「自分を偽る生き方では私の存在意義がない」というキャロルの台詞は、セクシャルマイノリティのみならず、違和感を抱えながら生きている、すべての人たちの心の叫びだ。この映画が素晴らしいのは、女性同士の崇高かつ耽美なラブストーリーであるだけでなく、小さな枠にはめようとする社会通念に抗った、二人の女性の闘いの物語であるからだ。あのケイト・ブランシェットに勝るとも劣らないルーニー・マーラの存在感が圧倒的。
「自分を偽る生き方では私の存在意義がない」というキャロルの台詞は、セクシャルマイノリティのみならず、違和感を抱えながら生きている、すべての人たちの心の叫びだ。この映画が素晴らしいのは、女性同士の崇高かつ耽美なラブストーリーであるだけでなく、小さな枠にはめようとする社会通念に抗った、二人の女性の闘いの物語であるからだ。あのケイト・ブランシェットに勝るとも劣らないルーニー・マーラの存在感が圧倒的。