ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

ベストテン2016

2016年もあと2日。今年観た映画(DVD)は昨年より少なく108本でした。今年はいろんなことが起きましたが、例年にもまして、映画に救われたように思います。

さて。年末恒例、特に印象に残った映画は、

「きみはいい子」呉美保
「あん」河瀨直美
「海よりもまだ深く」是枝裕和
「悪党に粛清を」クリスチャン・レヴリング
「草原の実験」アレクサンドル・コット
ディーパンの闘い」ジャック・オーディアール
「ぼくとアールと彼女のさよなら」アルフォンソ・ゴメス=レホン
リップヴァンウィンクルの花嫁」岩井俊二
「恋人たち」橋口亮輔
「或る終焉」ミシェル・フランコ

観た順番で上記の10本です。今年初めて半数の5本が日本映画となりましたが、どれも本当に誠実な作品ばかりで、それぞれの手法は違えど、決して好ましいとはいえない環境の中、それでも惑わされず、自分たちが信じている映画と向き合う真摯な姿勢に、今こうして振り返ってみても、胸が熱くなります。

「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う」とは小津安二郎監督の言葉。

というわけで、年越しの準備が完了し、今から実家へと向かいます。今年も1年間ありがとうございました。皆さんどうか良い年をお迎え下さい☆

 

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