2016-12-14 「或る終焉」ミシェル・フランコ 映画 「いのちとは何か」という問いに対する答えが決して一つではないように、この映画もまた、さまざまに解釈し、さまざまに思いを巡らせることができる。知られざる終末医療の現場。患者に寄り添えば寄り添うほど、悲しみや喪失感が増すというパラドクス。ティム・ロスの奇跡的ともいえる静謐な演技によって、死と向き合うことの「リアル」が浮き彫りとなる。メキシコ出身の気鋭・ミシェル・フランコ監督は、またしてもすごい映画を撮った。 映画「或る終焉」公式サイト