ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「WISH I WAS HERE 僕らのいる場所」ザック・ブラフ

どんなに風変わりで、普通ではない夫婦や親子であったとしても、不安や恐れ、悲しみをともに共有することで、やがて、他のどこにもない、かけがえのない家族となっていく。誰かの死は、もちろん寂しく悲しいけれど、死(あるいは死への意識)は、遺された者に、とても大切なことを気付かせる契機にもなるのだ。良質なコメディはグッと琴線に触れてくる。センスの塊。さりげなくすごい映画だ。


Wishi Was Here - Movies the way they were meant to be