ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「Switch」No.239「特集:闘う、大島渚」

ふと視界に入ったバックナンバーの棚を目で追いながら手にした、恐らく、生前最後の大島渚特集。「分からないことを説明するのが映画ではない。分からないまま、そのものをズバッと見せるのが映画なのだ」という言葉には、彼の思想・美学が表われており、一つひとつの作品そのものが「映画とは何か」という真摯な問いかけであるからこそ、時を経てもなお、私たちは彼の映画に魅せられるのだ。大島渚の過激さに比べたら、今の「社会派映画」なんて屁みたいなもんだ。


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