ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「舞妓はレディ」周防正行

そのデビュー作、全編のカットを小津安二郎へのオマージュとして捧げた、大胆不敵なピンク映画「変態家族・兄貴の嫁さん」から、周防監督作品はすべて観ているけれど(握手もしてもらいました!)、いつも感銘を受けるのは、その尋常ならざる細部への作り込みだ。例えば、ヒッチコックの映画がそうであるように、映画の楽しみは細部にこそ宿っている。この映画も構想20年。そんな映画作りができるのは、周防監督がやっぱり稀有で特別な存在であるからだ。


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