ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ユリイカ」No.656「俳優・高倉健」

高倉健について語るとき、誰もがとても饒舌になる。なぜなら、誰もが健さんに自らを重ね合わせ、その時代その時代を投影し、そして、自分だけの健さんに思いを馳せるからだ。去年の追悼上映。エンドマークが出たあと、期せずして客席から大きな拍手がわき起こり、次々に「ありがとう、健さん!」と声がかかったという逸話が印象的だった。表紙の写真にシビレて、およそ10年振りくらいに「ユリイカ」を買った。背中で泣いてる、唐獅子牡丹。惚れてまうなー。


青土社