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旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「アデル、ブルーは熱い色」アブデラティフ・ケシシュ

2013年のカンヌ映画祭。審査委員長のスピルバーグが「偉大な愛の映画、そのひと言に尽きる」と絶賛したパルム・ドール受賞作。愛することは、渇望すること。生身の人間が、欲すれば欲するほど、歓びも、喪失感も、絶望も、大きく強く深くなる。これはレズビアンの恋愛を描いた映画に非らず。性をはるかに超越した二人の魂がぶつかり合う愛の物語だ。


映画『アデル、ブルーは熱い色』公式サイト