2014-10-10 「セインツ 約束の果て」デヴィッド・ロウリー 映画 「ここには映画だけが謳歌しうるロマンチシズムが、節度を心得てつつましく息づいている」という蓮見重彦の賛辞がこの映画のすべてを物語っている。破滅へと向う男女を描いた傑作がまたひとつ誕生した。それにしても、母として娘を守る強さを持ち、揺れ動く感情を抑制しつつ愛を貫く女性を演じた、ルーニー・マーラーがあまりに美しすぎた。極私的な見解としては、あの「ドラゴン・タトゥーの女」が今、世界一の女優さんなのです。 映画『セインツ-約束の果て-』公式サイト