末期のがんに侵され「尊厳死」を望んだ母親が「あなたの人生は幸せでした?」という介在人の問いかけに言葉を詰まらせるシーンに息を呑んだ。いずれやってくる死の瞬間に訪れる究極の問いかけ。何のために生きるのか、誰のために生きるのかを自問せざるを得ない、心にいつまでも深く静かな余韻を残す映画だ。
末期のがんに侵され「尊厳死」を望んだ母親が「あなたの人生は幸せでした?」という介在人の問いかけに言葉を詰まらせるシーンに息を呑んだ。いずれやってくる死の瞬間に訪れる究極の問いかけ。何のために生きるのか、誰のために生きるのかを自問せざるを得ない、心にいつまでも深く静かな余韻を残す映画だ。