ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「南砺」広川泰士

いろんなところで「南砺」という地名を目にするようになった。そこには、四季を告げる自然があり、営みとしての信仰があり、誇るべき祭りがあり、受け継がれる手仕事や郷土の料理がある。本当の豊かさは日々の暮らしの中にある、という強く確かな気持ちが、体の奥底からふつふつと湧いてくる素晴らしい写真集でした。ちなみに写真はすべてフィルムで、1年半の歳月をかけて、じっくりと撮られたものだそう。そして、そんな手間と暇をかけた仕事が、市の事業の一環であるということが驚きです。


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