吉本隆明さんが死んだ。彼の著書にはわずかしか触れていませんが「……生れ、婚姻し、子を生み、育て、老いた無数のひとたちを畏れよう」という「初期ノート」の一節には、まるで啓示のような衝撃を受けました。激しい論争を繰り広げた思想家とは思えない晩年の、まるで仙人のようにやさしくわかりやすい語り口が好きでした。ほんのわずかでも彼のように「何ものにもとらわれない自由な思考」を手に入れるというのが人生の目標でもあります。合掌。
吉本隆明さんが死んだ。彼の著書にはわずかしか触れていませんが「……生れ、婚姻し、子を生み、育て、老いた無数のひとたちを畏れよう」という「初期ノート」の一節には、まるで啓示のような衝撃を受けました。激しい論争を繰り広げた思想家とは思えない晩年の、まるで仙人のようにやさしくわかりやすい語り口が好きでした。ほんのわずかでも彼のように「何ものにもとらわれない自由な思考」を手に入れるというのが人生の目標でもあります。合掌。