詩人・茨木のり子は「自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ」と書いた。「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい」とも。「どいつも、こいつも、くだらない」と吐きだす主人公・みのりの苛立ちは、し…
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