夢とも現実ともつかない旅を続けつつ、ゆっくりと、一時ひと時を慈しみながら、ほんとうの「さよなら」に向かっていく二人が、せつなくて、儚くて、愛おしかった。ずっと聞けなかったこと、ずっと言えなかったこと。ずっと胸につかえていた、痛みも、苦味も…
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