ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

2015-02-18から1日間の記事一覧

「私の男」熊切和嘉

熊切監督が描く鈍色の海にはいつも、ちっぽけな人間を圧倒するスケールと、おどろおどろしさがある。少女からオンナになっていく二階堂ふみの演技は狂気そのもの。むきだしの愛が、生々しく、痛々しく、美しくもあった。これは現代の「愛のコリーダ」。禁断…