何を成し遂げたかよりも、何をやり残したのか、何を後悔しているかの方が、人生において最も大切なことが浮かび上がってくるように思えてならない。これから先、桃井かおりの薫陶を受けた映画として、天才・清原果耶の一つの分岐点となるであろう作品から感じたことはそんなことだ。
何を成し遂げたかよりも、何をやり残したのか、何を後悔しているかの方が、人生において最も大切なことが浮かび上がってくるように思えてならない。これから先、桃井かおりの薫陶を受けた映画として、天才・清原果耶の一つの分岐点となるであろう作品から感じたことはそんなことだ。
誰もがもやもやした気持ちを抱えながら生きている。それを教えてくれたのは映画だ。自分のほんとの気持ちなんてわかるわけもなく、なんとなく気がついたとき、大抵の場合、伝えるべき相手はもういない。憎しみなのか、愛情なのか、もやもやした気持ちが、愛おしくて、切なかった。